ゲームだらだら

上手くもない。ただ好きなだけの。富山では馬鹿者をだらという。

旅の途中 GOD OF WAR

 まだプレイ中のゴッド・オブ・ウォー。このソフトくらいプレイ経過と評価が大きく変化するタイトルは無いかもしれません。

ステージが少し増え始めたあたりから、何か違うなあ、面倒な要素も増えてきたなあと感じ、意外とすぐに飽きが来るかもと思い始めていました。操作面でも徐々に複雑なコマンドが使えるようになって、使いこなせば面白そうだけどなあと、作る側の苦しみが所々見えてきて、ちょっとつらいなあと思うこともありました。

そんな感じだったのですが、息子のアトレウスの戦闘パターンにバリエーションが出てきたあたりから、やっぱり面白い、プレイ自体、開発者の狙いもちょっとクスッとなる部分も増えてきました。

本作にもサイドクエストと堂々と表記されたクエストがあります。昨今の他のタイトルの傾向と同じく、登場キャラからの依頼をイベント表示、プレイヤーに選択できるきっかけから、そのままキーを押下し続ける事で当面の目標としてセットされる流れです。

 サイドクエストと表示してしまうと、これまでのゴッド・オブ・ウォーの世界観には似つかわしくない緊張感の差が出て、アレってなるところです。

道中は当然プレイヤーがすでに選択してるわけなんですが、アトレウスがあの人助けてあげようよみたいな事を言えば、それを受けてクレイトスが雑用を引き受ける義理は無い!という感じの、少し自虐的な、狂言回しのような会話がちょくちょく入るようになりました。アトレウスが昔話をねだり、それにクレイトスが対応するパターンもあります。今作はLast of Us にかなりインスパイアされたらしく、この辺はなるほどと思いました。

お使いの後は依頼者の元に戻るまでがクエストだったりするので、ダレそうな状況ですが、アトレウスが何か言えば、その辺にある素材をみすみす取り残しておくことは無いという感じでクレイトスが切り替えすことがあります。

アトレウスの「ニスタ!」で敵を仕留めた時など、「ナイスショット!」とクレイトスがらしくない感じで褒める、結局プレイヤーに対して言ってくれるのも、キャラとのギャップが自虐的でちょっと面白くなってきました。

そういえば時のオカリナでは小さな宝箱を蹴って開けましたが、今作ではまさにキャラそのもの、小さい時は蓋ごと破壊するのも笑えます。全部壊すと何がそこにあったのかわからなくなってしまうので、いい感じで壊します。

 まだまだ序盤なので、もっといろいろ出てきそうです。このままクリアするだけじゃなくて、現在メニューに見えてる最高難易度「GOD OF WAR」 に早く挑戦したいところです。