ゲームだらだら

上手くもない。ただ好きなだけの。富山では馬鹿者をだらという。

開発者のチャレンジに脱帽 GOD OF WAR

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まだまだ数時間プレイしただけですが、前評判通りシリーズ最新作はとてつもない仕上がりでした。グラフィックはアンチャーテッドやHorizon Zero Dawn も凄かったですが、GOD OF WARもこれは一体どうなってんだという、何か敗北感というか、うまく書けませんがそんな感じです。

リアル方向に進むゲームが抱える、拾得物などの視認性をどうするかという問題点を、Horizon Zero DawnではSFの世界観を使ってUIで補う事でカバーしていましたが、GOD OF WAR北欧神話でファンタジーの世界観なためか、表現がうまく調整されていて、今の所あまり違和感は感じていません。今作はグラフィックのチャレンジだけでなく、システム面でも過去作から刷新されました。

 基本視点が最近のTPSにみられるような、クレイトスの肩越しからのアングルとなり、クレイトスの筋肉美と敵キャラと間合いの緊張感がグッと押し出された感じになりました。この視点からシームレスにシネマティックシーンに遷移するため、映画で言う長回しのようなカット割なしの画になりました。プレイヤーがステータス画面などにしない限り、カメラが回り込んだりすることはあっても、そのままプレイヤーが見守る映像でつながっていく感じです。 このためかボス戦後はかなり疲労感があります。

またバディシステムも取り入れられ、□ボタン押下によりクレイトスの視線の先の敵に息子が矢を射る、共闘しているようなバトルシステムになりました。また、クレイトスの斧もマイティー・ソーのハンマーのように当てるのですが、バトル中自動では戻らず、明示的に戻す操作が必要なため、まごついていると攻撃できず、よりスリリングになりました。慣れないと過去作のような爽快感が出ないため、一部のファンからは支持されないかもしれないというIGNの評価でしたが、確かにそうかもしれません。

不満点が全くないわけではありません。日本語フォントが過去作同様またも不満です。とにかく細い。大きさは我慢できても細すぎて読みづらく、PCゲームのような距離でやる環境なら問題なくても、コンシューマ機はリビングのテレビでプレイする人が多いと思うので、ちょっと何とかならんかったのかと、それだけがかなり残念です。

とにかくいろいろ刷新されたシステムは、過去作よりも自分の好みになったのでこれはクリアまで行きたいなと、まあ、希望です。